hinanogotoku’s diary

社会に疑問をもつオタクの雛言

誰かをねじ伏せる力欲しいなぁ……自衛目的で。

二年生編に突入するのに、約半年かかりました

 

はい、どうも。ひなごとです。

 

ようやく全巻読み終えたので、更新に参りました。

 

 

 

ようこそ実力至上主義の教室へ 

衣笠彰梧先生

1~11.5巻 (本編11巻、番外編3巻)

二年生編 1巻  計15巻

 

※なお、6月25日に新巻が発売する模様。嬉しい限りです。

 

 

2週目の感想

2週目でもとても面白かったです。

 

2週目って、どうしても退屈になりがちなんですよ。

 

表現や伏線にもう一度目を通したり

キャラ表現などをじっくり読む際に、繰り返し読んだりするんですけど

 

2週目は、ワクワク感を感じることは難しいです。

 

仕方のない話です。

だって、1週目の時って……

続きが気になって、夜も眠れなくなったりしませんか!?

 

たったいま、読み終わったばかりなのですが

はやく発売日になってほしいと、心から願うほど

作品の世界に魅されています。

 

 

まあ、それはともかくとして。

 

この作品、世間的にもすごく評価されていますよね。

 

もちろん、私も大好きです。

 

好きなラノベランキング トップ3に入るレベルです!

 

私が読んできた中なので、それがどこまでのものなのかはわかりませんが

最近刊行されているラノベのなかだと、まずこの作品をおススメします。

 

おススメの理由を、感想まじえながら書いていきますね!

 

①主人公=自分になれない点

私だけなのかもしれません。

読書の魅力の一つに

主人公と自分を重ねて、追体験のようなものを味わう

というのがあると思ってます。

 

ギャルゲー含め、ヒロインとの恋愛を主人公を通して楽しんだり

悲劇に見舞われた際に、自分のことのようにエモくなったり

 

代理体験、的なことを主人公を通して行える楽しさ

 

これを読書の魅力といってもいいと思ってます。

 

物語であれば、映画やアニメ等でも味わえますが

文字であるからこそ、自分のペースでゆっくり感慨深く楽しめるのも

読書ならではの魅力でしょう。

 

さて、本題です。

この物語の主人公、清隆くんには

自分を重ねることが出来なかった

のです。

 

マイナス評価っぽく聞こえますし、実際そういう体験できなくて残念でもあります。

 

清隆くんは、あまりにも浮世離れしているというか

そもそも考えに追いつくことが出来ないので

どうやっても、自分じゃ無理だと思いました。

 

いや、ほかの物語の主人公にだってなれないんですけど

清隆くんの場合、可能性が微塵もないというか……。

 

とにかく、彼はすごすぎる。

 

主人公=読者という構図をとらず

読者は、主人公目線で物語全般を俯瞰している

というスタンスがをうまく書いているのが

この作品の魅力だと思います。

 

最初の方だけ、清隆くんを人間臭く表現しているのも計算のうちでしょうから

すごいですね、衣笠さん。

 

②愛でるより、付き合いたいと思えるヒロインと、悪の存在

なろう系、きらら系等のヒロインって

どうしても「カワイイ」であることに重点を置きすぎて

それだけである場合が多いとも思うんです。

 

現実から目をそらして

純粋な「カワイイ」を求めて、それに癒されたい

そんな読者の願望をかなえているので、それはそれでいいと思うのですが。

 

その「カワイイ」推しが、物語をダメにしてることって、よくあると思うんです。

 

この物語のヒロインは、物語の中で可愛く描かれているだけで

あくまでおまけ程度なのがいいと思ってます。

というより、設定上

色々とやばいヒロインばっかりですからね。

 

現実の人間だって(能力の差はあれ)やばい人間ばかりです。

 

フィクションで描かれている登場人物って

結構な確率でいい子ちゃんが多いと思ってます。

もちろん、リアル路線で書いた作品であれば話は別なんですけど

ラノベのほとんどは、大抵「綺麗な」キャラを作ってるんじゃないでしょうか。

 

私は昔から、「綺麗な」キャラよりかは

どこか「人間臭い」キャラの方が好きです。

 

この作品で話すなら

一之瀬さんなんかは、現実でいたとしても正直「気持ち悪い」って感じてしまうと思います。

めちゃくちゃに可愛いですが、それはあくまで清隆目線の話だからであって

あれほどまでに「綺麗な」人間は、かえって怖いっての、本当にわかります。

 

どちらかというと、櫛田さんみたいに

裏がありまくる人間の方が好きです。

 

自分が騙されるかどうかはわかりませんが

たぶん大丈夫じゃないかな……今なら。

 

っとまあ

この作品は、フィクションでありラノベだからといって

 

主要人物達の「悪」を描いてくれているのが、読んでいて楽しい点です。

 

そういった現実とのマッチングが、私は好きです。

 

 

結局は好みなんですけどね。

それがいいという人もいれば、いやという人もいる。

 

表現技巧のうまさなんかも、その人の趣味嗜好に合うかどうかだと思いますし。

お世辞にも上手とは言えない、なろう系作家さんだって

若者をはじめとして広く受け入れられているのだから、そういうことなのです。

 

  

※ここからは、新巻のネタバレを含みます。

 2年生編1 感想

 

とりあえず、初めに思ったこと。

 

登場人物どれくらい増えるんだろ

ちゃんと覚えられるだろうか……

 

えーっと、誰が出てきたっけ。

Dクラスの二人と、Cクラスで声かけてきた二人

Aクラスの赤髪のギャル……

 

 

全然覚えてないわ

 

一年生編(?)は

松下、篠原、柴田、神室あたりのキャラクターまで

どうにか2週目を経て覚えること出来たんですけどね。

 

リアルでもそうなんですが

人は名前より、雰囲気とイメージと話した内容で覚えているので

固有名詞を覚えるのが苦手なんです。

 

だから、過去に読んだ作品の概要は思い出せても

キャラクター名覚えてないことが多々あります。

 

…………感想に戻ります。

 

新しい試験や設備について紹介されて思ったことは

「どうやって清隆を退学に追い込むのだろう」

という、まあ当たり前の疑問です。

 

清隆のペア相手をホワイトルーム生にして、0点とって退学させる

 

なんて案はあまりにも愚直すぎるので、そうではないのでしょう。

 

読んでいくにつれて、清隆くんはいつも通り色々やってるっぽいですが

結末みるまで、何を考えているかさっぱりでした。

しいていうなら、不良の子とパートナー組むんだろうな

くらいはなんとなく察してましたが……

 

なんであそこまで匂わせといて、結末でびっくりしてしまうんですかね。

 

私がばかなだけかもしれません笑

 

 

今回は、新たなるスタートの巻ってこともあって

説明が多かったり、キャラ紹介的な意味合いも多かったように思えます。

 

あとは、色々と伏線を張っている回でもあったのと

キャラ数が多くて、それぞれに焦点をすこしずつ当てていく必要があって……

と、色々と下準備回だったと思います。

 

それをわかりながらも

この1巻だけでも十分に楽しめたので

ほんとすごいな、って思います。

 

勝負も何もないですが

叶わないなぁ……

 

 


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左が最新巻(手垢注意してよんだやつ)

右が11巻(普通に読んだやつ)

 

若干、手垢に差があるのわかりますか?

気にし始めてから、読み方変えてるんですけど

多少は効果あってよかったです。

 

まぁ、面倒なんですけどね

 

 

 

次は……機巧少女かなぁ。

途中まで読んだし、完結もしてるからちょうどいいでしょう。

 

 

それでは失礼いたします。

ここまでのご拝読、ありがとうございました!